せっかく高級なジュエリーを手にするなら、価値が下がらない逸品をゲットしたいですよね。そこで今回は、何年経っても価値が下がらない、おすすめのジュエリーブランドをご紹介します。また、売却する際に少しでも高く買い取ってもらうためのポイントも解説します。

価値が下がらないジュエリーの特徴

「価値の下がらないジュエリー」とは具体的にどのようなアイテムを指すのでしょうか？値崩れしにくいジュエリーの特徴をご紹介します。

高級な宝石や貴金属を使っている

ジュエリーの価値は、以下のように使用されている地金と宝石の種類・重量・品質によって左右されます。

1.金・銀・プラチナなどの地金の純度や重量

2.ダイヤモンド・エメラルド・ルビー・サファイアなどの貴石、アクアマリン・ムーンストーン・アメジストなどの半貴石など、さまざまな種類の宝石

3.宝石のクオリティやカラット（重量）

基本的に上記の3点をもとにジュエリーの価値が決まるので、純度が高い地金かつ希少性があり、高品質で重量のある宝石を使ったものは、価値がほとんど下がらないと言えます。地金や宝石には相場変動があるものの、不変的な希少性があるため、ジュエリーとして仕上げられても価値は下がりにくいです。

ネームバリューの高いブランド品

地金と宝石による価値に加えて、有名ブランドのジュエリーであれば、ブランドとしての付加価値が上乗せされます。世界的な知名度と根強い人気があるブランドのアイテムなら、高い需要があるので値崩れしにくく、ジュエリーの価値は下がりにくいです。今後も価値が下がらないジュエリーを手に入れたいなら、ネームバリューのあるブランドの品物を購入しましょう。

価値の下がらないジュエリーブランド8選

以下では価値の下がらないジュエリーブランドを8つご紹介します。ブランド選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

ヴァンクリーフ&アーペル

ヴァンクリーフ&アーペルは、1906年にフランス・パリで誕生したハイジュエラーです。宝石商の娘エステル・アーペルと宝石細工職人の息子アルフレッド・ヴァン クリーフの結婚を機に、2人の義兄弟たちとともに最初のブティックを開きました。

創業以来、ヴァンクリーフ&アーペルは革新的なデザインと卓越した職人技で、世界中の王室や著名人を魅了し続けています。代表的なコレクションとしては、幸運のモチーフである四葉のクローバーをデザインした「アルハンブラ」、可憐な花をモチーフにした「フリヴォル」などがあります。

カルティエ

カルティエは1847年に、フランス・パリで宝石細工師のルイ・フランソワ・カルティエが創業しました。カルティエは時代ごとに流行を取り入れながらも、常に独創的なデザインを生み出し続けている点が魅力です。

例えば、幾何学模様や鮮やかな色彩を取り入れたアール・デコ様式は、カルティエを代表するスタイルの1つです。1914年に誕生した「パンテールモチーフ」はカルティエのアイコン的存在で、しなやかで力強い豹のフォルムは時代を超えて愛されています。

ティファニー

1837年にチャールズ・ルイス・ティファニーによってニューヨークで創業されたティファニーは、アメリカを代表する老舗ジュエラーです。ティファニーを象徴するターコイズブルーの色は愛・希望・幸福を意味し、ティファニーブルーのボックスに入ったジュエリーは特別感を演出してくれます。

ティファニーのジュエリーは、シンプルでありながら洗練されたデザインが特徴です。流行に左右されない普遍的な美しさを持ち、どんなシーンにも合うので普段使いしやすいです。現代的なデザインと遊び心が融合した代表的なコレクション「ティファニー Tスマイル」、鍵をモチーフにしたユニークなコレクション「ティファニー キー」などの多彩なアイテムを取り揃えています。

ブルガリ

ブルガリは、1884年にギリシャの銀細工職人ソティリオ・ブルガリによってイタリア・ローマで創業された、140年もの歴史を持つ老舗ジュエラーです。ルビー・サファイア・エメラルドなどの色鮮やかな宝石を大胆に使用したジュエリーが特徴で、古代ローマ・ギリシャの建築や彫刻からインスピレーションを得たモチーフを多く取り入れています。

「ブルガリ・ブルガリ」は古代ローマのコインにインスピレーションを得た、ブルガリのアイコン的なコレクションです。ブルガリを代表する蛇をモチーフにした「セルペンティ」は、エキゾチックな見た目をしていて官能的な魅力があります。

ハリー・ウィンストン

1932年にニューヨークで創業されたハリー・ウィンストンは、「キング・オブ・ダイヤモンド」の称号を得ているほど、厳しい基準を設けた上で厳選された世界最高品質のダイヤモンドを扱うことで有名です。熟練の職人たちによって一つひとつ丁寧に作られていて、ダイヤモンドの美しさを最大限に引き出すカット技術で仕上げられています。

1989年にブランド初の時計コレクションとして登場した「プルミエール」は、今なおブランドを代表するアイコンシリーズの1つであり、万華鏡やひまわりなど華やかな文字盤が目を引きます。アール・デコを彷彿とさせる「アヴェニュー」は、18Kローズゴールドケースや18Kホワイトゴールドケースなどゴージャスに手元を飾るケースが魅力です。

ショーメ

1780年にフランス・パリで創業されたショーメは、240年もの歴史を持つ老舗ジュエラーです。ナポレオン1世の妻・ジョゼフィーヌ皇后のためにティアラを制作したり、イギリスの貴族も魅了してヴィクトリア女王の御用達宝石商になったりと、フランス王室やヨーロッパ貴族たちに広く愛されているブランドです。

永遠の愛を象徴するモチーフがあしらわれたショーメを代表するコレクション「リアン」、ジョゼフィーヌ皇后にインスパイアされたエレガントなデザインのコレクション「ジョゼフィーヌ」などが有名です。また、婚約・結婚指輪としても高い人気を誇ります。

ショパール

ショパールは1860年に、スイスのジュラ地方・ソンヴィリエで創業しました。創業当初は懐中時計とクロノメーターに特化した工房でしたが、現在では時計とジュエリーの両分野で世界的な人気を誇っています。

「ハッピーダイヤモンド」はスタイリッシュなレディース時計の代名詞で、動くダイヤモンドが特徴の遊び心あふれるコレクションです。「ハッピースポーツ」は「よりアクティブに動く女性のために」というコンセプトのもとに生まれ、26mmという小さめのサイズでドレッシーな雰囲気を演出します。

ミキモト

御木本幸吉によって創業したミキモトは、1893年に世界で初めて真珠の養殖に成功し、真珠養殖のパイオニアとして世界に名を知らしめました。ミキモトで養殖された真珠は「ミキモトパール」と称されて世界的なブランドとして確立し、世界最高品質の真珠を生産しています。

ミキモトでは自社独自の養殖技術と厳格な品質管理によって、美しい輝きと照りのある真珠を生み出しています。真珠を日本の伝統的な宝石として大切にしていて、和の美意識を取り入れた繊細でエレガントなデザインが特徴です。

タサキ

タサキは創業者の田﨑俊作が、1954年に神戸市で養殖真珠加工販売業を開始したことから歴史が始まります。最初は真珠養殖を事業としていましたが、後にダイヤモンド原石の自社研磨を開始すると、その高い技術力が世界的に評価されます。1994年にはデ・ビアス社から日本で唯一のサイトホルダーに指定され、現在では真珠とダイヤモンドのブランドとして有名になりました。

大きさや形など品質の揃っている真珠と並べた「バランス」、厳選した最高級のダイヤモンドを組み込み、上品な雰囲気を醸し出せる「ブライダル」シリーズなどが人気アイテムです。

価値を下げずにブランドジュエリーを売るポイント

苦労して手に入れた高級ブランドのジュエリーは、売却する時にはできるだけ高い価格で売りたいですよね。価値を下げることなくブランドジュエリーを買い取ってもらうためのポイントを解説します。

1日でも早く買取に出す

いくら高級な素材を使用しているとはいえ、ブランド品のジュエリーであっても経年劣化は避けられません。日頃から身につけていても、暗いところで仕舞ったままにしていても、ジュエリーは毎日少しずつ傷がついたり、くすんだりして劣化しています。そのため、不要だと思ったら1日でも早く買い取りに出しましょう。今が最も価値が高いタイミングであるため、すぐに買取業者を探すことをおすすめします。

箱や保証書など付属品を揃える

外箱・中箱・袋・保証書・ギャランティカードなど、ブランドジュエリーを購入した際に附属していたアイテムは、1点でも多く揃えてから査定に出しましょう。付属品が揃っていれば、ブランドジュエリーを再販したときに新しい買い手が見つかりやすいので、ジュエリーのみを査定に出すよりも高額で買い取ってもらえる可能性が高まります。ブランドジュエリー単品でも査定してくれますが、少しでも高い買取金額を期待するのであれば、付属品は忘れずに査定員に見せてください。

査定に出す前に簡単にお手入れする

ブランドジュエリーを査定に出す前に、簡単で良いのでお手入れをしましょう。柔らかい乾いた布で、力を入れずにジュエリー全体を優しく拭いてください。ホコリ・垢・指紋・汚れなどが拭き取れれば問題ないです。ゴシゴシと力を込めて擦ると、ジュエリーに傷がつく恐れがあるので控えましょう。

また、布で拭いても汚れが取れない場合は、毛が柔らかいブラシを使った水洗いがおすすめです。ただし、宝石の種類によっては水洗いすると割れる可能性があるので、水にさらしても品質が変わらないかどうか、宝石について事前に調べておきましょう。

宝石に詳しい査定員がいる買取業者に依頼する

一口に買取業者と言っても、各社に所属している査定員の知識量や技術力には差がある可能性があります。そのため、ブランドジュエリーを買取に出すのであれば、宝石に詳しい査定員が在籍している業者に依頼しましょう。「GIA」や「FGA」といった宝石鑑定の資格保有者であれば、ブランドの付加価値を含めてジュエリーの価値を正しく判断できます。

また、宝石の買取実績が豊富な業者を選ぶこともおすすめです。実績が豊富であれば、宝石の品質の良し悪しを見分けるノウハウを充分に有している可能性が高く、買い叩かれることなく安心してブランドジュエリーの査定を任せられるからです。

価値の下がらないジュエリーまとめ

価値が下がらないジュエリーは、純度の高い地金やハイクオリティの宝石などが使用されており、世界的なブランドのものであることが特徴です。カルティエやティファニーなどのブランドのアイテムであれば、価値は下がりにくいと言えるでしょう。また、1円でも高く売りたいのであれば、付属品を揃え、宝石を専門的に扱っている買取業者に依頼しましょう。

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