フェンディは、1925年に「アドーレ・フェンディ」「エドアルド・フェンディ」の2人がローマで創業したブランドです。 創業当初は皮革製品店としてスタートしましたが、当時のアメリカで流行していた毛皮に着目し、毛皮のコートの販売を開始したことでブランド企業として業績を上げていきました。 当時、アメリカのハリウッドで流行っていた毛皮の襟巻きからインスピレーションを得て、毛皮のコートの販売をはじめました。 さらに、当時は知名度が高くなかった「カール・ラガーフェルド」を主任デザイナーに抜擢し、フェンディの事業を積極的に展開していきます。 具体的には、最新技術だったエナメル加工やステッチ使いを製品に取り入れていきました。 ラガーフェルドによってこれまでの毛皮のような古風なイメージは刷新され、フェンディの毛皮はクリエイティブで機能性に変化します。 他には、これまで裏地に使用していたFFロゴを、表地に使用したズッカ柄を取り入れました。 ズッカ柄はレトロ感がありながらも、上品なデザイン性を感じさせる柄として人気アイコンになります。 様々なアイデアを積極的に取り入れることで、フェンディのブランドを成長させていきました。 また、フェンディの人気アイテムとして、「ピーカブー」「バイザウェイ」などが挙げられます。 ピーカブーは、上品さの中にもゆとりや遊び心を感じられるバッグです。台形のような形をしていますが、緩やかなラインを描いているようなデザインのため、堅苦しい印象を持たれにくくなっています。 王道のブラックやブルー、ブラウンなどの製品も販売されているため、日常的に使いやすくなっています。 バイザウェイは丸みを帯びた曲線のデザインとなっていて、女性らしさを表現できるバックです。デザインのマチが横長の設計なため、ペットボトルや長財布を入れやすくなっています。 フェンディは上品なデザイン性に加えて、ユーザーが使いやすいアイテム作りを考慮している高級ブランドです。