【2026年最新】金高騰はいつまで続く?今後の価格予想と高騰・急落の理由を徹底解説

【2026年最新】金高騰はいつまで続く?今後の価格予想と高騰・急落の理由を徹底解説
「金高騰はいつまで続くのか?」 「今後の金相場はどうなるのか?」 現在の金の高騰ぶりに、売り時や買い時がわからないという方は多くいらっしゃいます。 金相場は、短期的には上昇と下落を繰り返しながらも、長期的には高値圏を維持する可能性が高いという見方が広まっています。つまり「上がり続ける」だけではなく、高値圏で荒い値動きが続きやすい段階といえるでしょう。 本記事では、2026年現在の金価格、金が高騰している理由、今後の見通し、売り時・買い時の考え方を解説します。金投資を検討している方や手持ちの金・貴金属の売却を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
目次

金価格はいま、どこまで上がっているのか?【2026年4月時点の最新相場】

2026年の金価格は、年初から過去最高水準で推移しています。国内金価格の推移を見てみると、2026年1月29日に1gあたり29,815円、3月3日に29,969円を記録。

4月は最高27,392円となり、3月に高騰した金価格に調整が入りました。ただし、過去の水準と比べると依然として高い価格帯にあり、金相場は高値圏を維持しています。

出典:最新の金価格|田中貴金属

国内の金価格は29,969円に到達!2020年の約5倍に

2026年3月時点で、国内の金価格は1gあたり最高29,969円を記録しました。2020年1月の平均価格が6,149円前後だったことを踏まえると、約6年でおよそ5倍に上昇したことになります。

金価格がここまで上昇した要因は、インフレへの警戒や地政学リスク、円安の影響などです。短期的には値下がりする場面もありますが、長期的に見ると金への需要は高く、高値圏での推移が続いています。

ドル建て金価格も4,700〜4,800ドル台で推移|過去最高圏を維持

ドル建て価格も高い水準を維持しています。田中貴金属の月次金価格推移では、2026年4月のドル建て価格は1トロイオンスあたり最高4,870.50ドル、平均4,723.88ドルでした。

3月の平均4,862.17ドルからは少し下がっているものの、4月時点でも4,700ドル台で推移しています。国内価格だけでなく海外価格も高値圏にあることから、金相場全体としては一時的な下落を見せながらも高い水準を保っているといえるでしょう。

なぜ金はここまで高騰したのか?価格を押し上げた6つの要因

金価格が高騰した主な要因は、次の6つが挙げられます。

1.インフレの長期化:現金の価値が下がり、実物資産である金が買われやすいため

2.各国中央銀行の金購入が加速: 外貨準備の分散先に金の需要が続いているため

3.地政学リスクの高まり:ウクライナ・イラン情勢など有事の金買い需要が継続しているため

4.円安ドル高の進行:ドル建てで決まる金価格が円換算でさらに上昇しているため

5.米国の利下げ転換:利子のつかない金の魅力が向上しているため

6.金の供給課題:埋蔵量の限界と採掘コストが上昇しているため

各要因を確認することで、今後の金相場を読み解くときにも役立つでしょう。

【金高騰の理由その1】世界的なインフレの長期化が「実物資産」としての金の需要を高めた

2022年以降、日本では円安と物価上昇が同時に進み、インフレの傾向が定着してきました。インフレで現金の価値が目減りする一方、現物として価値を保つ「実物資産」の金は、世界共通の安全資産として買いが集まりやすくなります。

注目したいのは、景気後退や金融危機の局面でも金価格が伸びる場面があることです。経済不安が広がると、株や債券から逃げた資金の受け皿として安全資産の金が選ばれやすくなります。

世界中で取引される金は一国の経済状況に左右されにくい性質も持つため、不況下でも資金が向かいやすい資産といえるでしょう。

【金高騰の理由その2】各国中央銀行が「脱ドル」で金の購入を加速している

もう1つの根強い需要が、世界の中央銀行による「米ドル離れ」の動きです。中央銀行は外貨準備として米ドルや国債などを保有していますが、特定の通貨に偏るリスクを避けるため金の保有を増やす動きが続いています。

中央銀行の金購入は短期売買とは性質が異なります。外貨準備として保有する目的があるため、買った金をすぐに売るとは考えにくいでしょう。そのため、中央銀行の買いは金相場を下支えする材料になりやすいといえます。

【金高騰の理由その3】地政学リスクの高まりが「有事の金」需要を継続させている

地政学リスクとは、特定の地域や国で政治的・軍事的な緊張が高まったときに世界経済に及ぼす影響のことです。経済制裁、戦争、紛争、テロ、政権交代などが該当します。

こうしたリスクが表面化すると、損失を避けるために金へ資金が流れます。2008年のリーマンショックのような金融危機による経済不安も同じ仕組みで、安全資産として金を買う流れが一般的です。

2026年現在は、ロシア・ウクライナ紛争の長期化に加え、イラン情勢やホルムズ海峡問題が新たな火種として浮上しており、有事の金買いが続いています。

【金高騰の理由その4】円安ドル高が「円建て金価格」を押し上げている

日本国内の金価格は、海外の金価格を円に換算して決まる仕組みです。金は国際的に米ドル建てで取引されるため、円安が進むと国内の金価格は為替相場に連動して上がりやすくなります。

たとえばSBI証券のレポートでは、米ドル建て金価格は2015年末からの10年間で年率15.1%上昇したとされています。

国内の金価格がここまで上昇している背景には、金そのものの価格上昇だけでなく為替の影響も大きいといえるでしょう。手持ちの金を売却する場合も、これから買う場合も、金相場とあわせて米ドル円相場を見ておくと判断しやすくなります。

出典:【特別編】金価格急変でどうする?|SBI証券 投資情報メディア

【金高騰の理由その5】米国の利下げ転換で金の相対的魅力が向上した

アメリカの中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)が金利を下げると、金の値段は上がりやすくなります。

金は持っていても利息が付きません。そのため金利が高い時期は、利息がもらえるドル預金や債券のほうにメリットがあります。逆に金利が下がればその差が縮まり、金を持つことのデメリットも小さくなります。

2025年から2026年にかけては、まさに金利を下げる流れに入っており、銀行預金や債券に置いていた資金が、より魅力的に見える金へと動き出す転換点になるでしょう。

【金高騰の理由その6】金の供給量には物理的な限界がある|採掘コストも上昇中

採掘可能な金の埋蔵量は、約6万4,000トンとされています。これに対して、過去5年で新しく採掘されている金の量は、平均で年間3,672トンほど。このペースで掘り続けると、十数年で地球上の金は採り尽くされかねません。

これまでは採掘しやすい場所から掘り出されていましたが、残された鉱脈はどんどん深く険しくなり、コストも上がり続けているのが現状です。

リサイクルされる金を含めても、市場に出回る量は2012年からほとんど増えていません。つまり「欲しい人は増えているのに、入ってくる量は増えない」という状況であり、これが長期的に金の価格を支える要因になっています。

出典:Gold Demand Trends: Q4 and Full Year 2025Gold Demand Trends: Q1 2026|World Gold Council

金高騰はいつまで続く?短期・中期・長期の3つの視点で予測

金高騰は、短期的に調整を繰り返しつつ高値圏を維持。中期は上昇トレンドを継続し、長期では現在の水準を大きく超える可能性が高いと考えられています。

期間見通し
短期高値圏で乱高下
中期上昇トレンドを継続
長期現在の水準を超える可能性

【短期】2026年内は、調整を繰り返しつつ高値圏を維持する見通し

2026年内の金価格は、上昇と下落を繰り返しながら高値圏で推移する可能性があります。FRBの利下げが進むことで、利息を生まない金へ資金が流れ込みやすい環境が整うためです。

J.P.モルガンは、2026年第4四半期の平均価格を1オンス5,055ドルと予想し、さらに上昇すると見込まれています。

直近の状況を見ると、トランプ政権下での貿易摩擦や中東情勢などのリスクを背景に、金ETFへの資金流入や新興国中央銀行の買い増しが続いています。ニューヨーク金先物も2026年2月に5,000ドルを回復しており、価格が下がった局面で買いを入れる動きは根強く残っているといえるでしょう。

【中期】2027〜2030年は、構造的な需要が続く限り上昇の傾向は崩れにくい

中期的な見通しを左右するのは、中央銀行の金購入と地政学リスクという2つの要因です。

中国やロシアをはじめとする中央銀行による金準備の積み増しは、近年とくに目立っています。中東・イラン情勢に加え、米中貿易摩擦のような経済面の対立も、広い意味での地政学リスクとして「有事の金買い」を後押ししています。

中長期の投資として金を保有している方であれば、短期的な急変動に振り回されず、保有を続ける姿勢が合理的といえるでしょう。

【長期】10年後〜20年後は、金価格は現在の水準を大きく上回る可能性が高い

10年、20年先を見据えると、金価格は現在の水準を大きく超えている可能性が高いと考えられています。その背景にあるのが、金の希少性と世界中で紙幣が刷られ続けることによる通貨価値の目減りです。

米ドル建ての金価格は、2015年末からの10年間で年率約15%のペースで上昇してきました。短期的な変動はあるものの、このペースが続けば、5年後、10年後の円建て価格は現在の水準を大きく超えるという試算も出ています。

日米欧で財政支出を拡大する動きが続く限り、長期の上昇トレンドが途切れる兆しは表れにくいでしょう。採掘量に上限がある金は、時間とともに価値が高まる性質があるため、現在の価格水準は通過点に過ぎないという見方が広がっています。

金価格が下落・暴落するのはどんなとき?過去の事例から学ぶリスク要因

金の価格が大きく下がるのは、経済の先行きが見えない不安によるキャッシュ化が起きたときや、米国の金利上昇・ドル高・インフレ鈍化が同時に進む局面、そして有事の問題が解決へ向かうタイミングです。

ここでは、2026年3月以降に急落した事例も交えてリスク要因を解説します。

有事の金売り(キャッシュ化)|極度の不安時に金が売られる仕組み

2025年から上昇傾向が続いていた金相場は、2026年3月18日頃を境に大きく下落する局面を迎えました。

背景にはイラン攻撃に伴う原油高があります。エネルギー価格高騰によりインフレ懸念が強まり、米国の金利が上昇したことで、利息を生まない金から債券やドル資産へ資金が移動しました。さらにドル高が進んだことで、ドル建てで取引される金は相対的に値が下がりやすい状態になりました。

本来であれば、“有事の際に買われるはずの金”が売られた背景には「先行きが見えない不安から、とにかく現金を確保したい」という心理がはたらいたとされています。

そのため専門家の間では、こうしたキャッシュ化の動きは短期的なものに留まり、落ち着いたあとには金へ資金が戻りやすいという見方が一般的です。

金利上昇・ドル高・インフレ鈍化|金価格が下がる3つの経済要因

経済の観点から金相場に対してマイナスにはたらく条件は、次の3つが挙げられます。

米国の金利上昇:債券・ドル資産の魅力が増し、金から資金が流出

ドル高の進行:ドル建ての金が割高になり、売りが発生

インフレの落ち着き:インフレ対策として金を買う動きが弱まる

3つが同時に進む局面では、金価格の下落が一気に強まる傾向があります。投資判断を行う際は、この3つの条件の組み合わせを把握しておきましょう。

金の売り時・買い時はいつ?投資判断のための3つの考え方

金高騰が続くと「いつ売るべきか?」「今買うべきか?」など、売り買いのタイミングがわからなくなることも少なくありません。

ただタイミングは相場だけで決めるものではなく、金を持つ目的や生活資金、資産全体のバランスから検討することが大切です。

ここでは、すでに金を持っている方・金の購入を検討している方・金の売却を検討している方に分けて解説します。

すでに金を持っている人は「長期保有」が基本

すでに金を保有している場合、短期的な急落であわてて手放すことは避けたい行動です。

現在のような下落局面は、長期保有の観点では仕込みの好機ともいえます。不安によるキャッシュ化の動きは短期的なものであり、落ち着いた際に資金が戻る先は金になると予想されています。

中長期目的の分散投資で金を保有しているなら、一時的な変動に左右されず、じっくり持ち続ける行動が合理的な判断といえるでしょう。

これから買う人には「積立投資(ドルコスト平均法)」が有効

これから金を買おうと考えている方には、毎月一定額を積み立てる「純金積立」が向いています。

ネット証券は、買い付け時に手数料がかかるものの1,000円から始められ、価格が安い時期に多く、高い時期に少なく購入するドルコスト平均法のメリットを狙えます。投信やETFのような信託報酬がかからず、保有中のコストが抑えられる点も利点です。

足元の価格は急上昇していますが、今後もそのペースが続くとは限りません。長期的に値上がりするとしても、途中で大きく値下がりする局面はあり得ます。一度にまとめ買いをして高値づかみになるリスクを避けるには、自動積立でコツコツと買い増していくスタイルも選択肢の1つです。

金を売却するなら「高値圏の今」も有力な選択肢になる

手持ちの金やジュエリー、貴金属の売却を考えているなら、国内の金価格が歴史的な高値圏にある現在は売却するのによいタイミングの1つです。

ただし、今後さらに上昇する可能性もあるため「全部売る」より「一部だけ売る」ほうが合理的な判断といえるでしょう。値上がりの利益を一部確定させつつ、残りは引き続き保有してさらなる上昇に備える方針も検討してみてください。

まとめ

金価格は短期的に調整を挟みつつも、長期的には上昇トレンドが続く見通しです。最後に押さえておきたいポイントを3つに整理しました。

●金高騰の要因:インフレの長期化、中央銀行による金購入の加速、地政学リスクの高まり、円安、米国の利下げ転換、供給制約が重なって発生している

●今後の予測:短期(2026年内)は高値圏で乱高下、中期は構造的な需要から上昇傾向が続きやすく、長期では現在の水準を大きく超える可能性が高い

●保有している方の判断:短期の急落であわてて売却せず、長期保有を基本に資産全体のバランスを見ながら判断する姿勢が合理的といえる

短期的なニュースや一時的な下落に左右されず、保有目的やご自分の資産状況に合わせた冷静な投資判断を心がけていきましょう。

記事監修

ブランド買取専門店Sigma
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