9月の誕生石はどれが正しい?サファイアとクンツァイトの意味・色・選び方
9月の誕生石はサファイアとクンツァイト、どっちが正しい?
日本の9月の誕生石は、サファイアとクンツァイトの2種類です。クンツァイトは2021年の改訂で加わったため、それ以前の一覧にはサファイアだけが載っている場合もあります。
ラピスラズリやアイオライトなどが9月の石として紹介されることもありますが、それは国や年代、月別か日別かなど、採用している基準が異なるためです。日本の月別誕生石に沿って選ぶなら、サファイアかクンツァイトを候補にするとよいでしょう。
日本ではサファイアとクンツァイトの2種類
日本の誕生石は、全国宝石卸商協同組合が定めた一覧が基準になっています。2021年12月に発表された改訂版では、9月の誕生石としてサファイアとクンツァイトの2石が挙げられました。
サファイアは以前から9月の誕生石として親しまれてきた宝石です。そこへ淡いピンクから紫色を示すクンツァイトが加わったことで、9月の誕生石は2石となりました。
クンツァイトは2021年の改訂で新しく追加された誕生石
日本の誕生石が最初に定められたのは1958年です。しかし、国内には複数の月別誕生石の一覧があり、見る資料によって掲載される石が違う状態を受け、宝飾業界の一覧をそろえる目的で2021年に改訂されています。
このとき、日本独自の誕生石として加わったうちの一つが前述したクンツァイトです。クンツァイトは1902年に発見され、鉱物学者ジョージ・フレデリック・クンツにちなんで名付けられました。
もしクンツァイトが載っていない記事や商品ページを見かけた場合は、2021年の改訂前の情報だと考えて問題ないでしょう。
ラピスラズリが9月とされるのは、一覧の基準が異なるため
日本の改訂一覧では、ラピスラズリは12月の誕生石に定められています。ただし、古い分類や販売店独自の一覧、パワーストーンの分類では、9月の石として扱われる場合も少なくありません。日別誕生石の一覧では、9月19日の石として紹介する例も見られます。
そのため、ラピスラズリを9月の石とする情報は必ずしも誤りではないといえるでしょう。しかし、日本の月別誕生石に合わせたい場合は、広く知られているサファイアまたはクンツァイトを選ぶと、9月の誕生石としての意味合いが通じやすくなります。
日別の誕生石は、月別の誕生石とは別のもの
9月23日、24日、25日など、日にちごとに定められている誕生石が「日別誕生石」です。月ごとに決められた1月から12月までの「月別誕生石」とは基準が異なります。
日別誕生石は書籍やWebサイトごとに掲載内容が異なるため、同じ日でも別の宝石が定められている場合があります。
月を表すジュエリーを選ぶならサファイアかクンツァイト、日にちまで込めたいなら日別誕生石の出典を確認して選ぶのがおすすめです。
9月の誕生石サファイアの特徴|多彩な色と日常使いしやすい耐久性
サファイアはコランダムという鉱物の一種です。深いブルーのイメージが強いですが、実際にはピンクやイエロー、グリーンなど、虹のように多彩な色合いが存在します。
モース硬度は9と高く、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇るため、指輪やネックレスとして日常的に身につけるジュエリーにも適した宝石といえるでしょう。
サファイアはコランダムに分類される宝石
サファイアの鉱物名はコランダムです。コランダムのうち、赤色のものはルビー、それ以外は原則としてサファイアに分類されます。サファイアとルビーは見た目が大きく異なりますが、鉱物としては同じ仲間です。
和名には「青玉(せいぎょく)」や「蒼玉(そうぎょく)」が使われることがあるものの、現在はカタカナのサファイアが広く定着しています。
青以外のものは、ピンクサファイアやイエローサファイアのように色名をつけて呼び、総称では「ファンシーカラーサファイア」と分類するのが一般的です。
石言葉には誠実・真実・忠誠などがある
サファイアの石言葉として、誠実、真実、忠誠、高潔などが紹介されています。長く王族や聖職者の装身具に使われてきた歴史から、気品や揺るがない思いを表す宝石として受け継がれてきました。
恋人や配偶者への贈り物はもちろん、家族や仕事で支えてくれた方へ感謝を伝える品としても贈りやすい宝石です。ちなみに、日本では結婚45周年を記念する宝石としても知られています。
ただし、石言葉は公的に定められたものではありません。「成功をもたらす」といった効果が語られることもありますが、これは科学的な効能ではなく、長い歴史のなかで培われた伝承や象徴として受け取りましょう。
サファイアはブルー以外にも多くの色がある
サファイアと聞くと青色を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際には次のように豊富なカラーバリエーションを持っています。
| 種類 | 主な色合い | 身につけたときの印象 |
| ブルーサファイア | 淡い青から濃い青 | 知的で落ち着いた印象 |
| ピンクサファイア | 淡い桜色から鮮やかなピンク | 明るく柔らかな印象 |
| イエローサファイア | 薄い黄色から黄金色 | 軽やかで華やかな印象 |
| グリーンサファイア | 黄緑から深い緑 | 穏やかで個性的な印象 |
| パパラチアサファイア | ピンクとオレンジの中間色 | 温かみのある華やかな印象 |
| ホワイトサファイア | 無色に近い色 | 服装を選ばない端正な印象 |
「青いサファイアよりももう少し華やかな印象がいいな」と感じたときは、ピンクやイエローといったファンシーカラーサファイアも検討してみてください。それぞれのカラーにも石言葉があるので、その意味を参考に選んでみるのもおすすめです。
色ごとの産地や価値については、次の記事でも詳しく解説しています。
モース硬度9で日常使いのジュエリーにも向く
サファイアのモース硬度は9で、ダイヤモンドに次ぐ硬さです。モース硬度は傷の付きにくさを示す目安で、数字が高いほど硬い石であることがわかります。
また、特定の方向から力が加わると割れやすい劈開(へきかい)という性質がなく、衝撃にも強いのが特徴です。
ただし、硬度9でも傷や欠けを完全に防げるわけではありません。ダイヤモンドと触れ合う状態で保管したり、硬い床へ落としたりすると傷や欠けの原因になるため、保管方法や扱いには十分な注意が必要です。
9月の誕生石クンツァイトの特徴|淡いピンク紫の色合いと見る角度で変わる輝き
9月の誕生石に加わったクンツァイトは、スポジュメンという鉱物のうち、淡いピンクから紫色を示す宝石を指します。
見る方向によって色が異なって見える「多色性」という性質を持ち、透明感のある柔らかな色合いを楽しめるのが魅力です。
クンツァイトはピンクから紫色のスポジュメン
クンツァイトの鉱物名はスポジュメンで、和名では「リチア輝石」と呼ばれます。この鉱物のなかに微量のマンガンが含まれることで、美しいピンク色や紫色に発色したものがクンツァイトとなります。
代表的な色合いは、淡いピンクや少し紫がかったライラックピンクなどです。
また、見る方向によって色の濃淡が変化する「多色性」という性質があり、光の当たり方で表情が変わる面白さを持っています。
さらに、紫外線を当てたあとに暗い場所へ移動すると、石自体がじんわりと光を放つ「燐光性(りんこうせい)」という不思議な特徴を備えているのも魅力の一つ。
濃いブルーのサファイアと比べると、透明感のあるやさしく柔らかな印象を与えてくれる宝石といえます。
名前はジョージ・フレデリック・クンツに由来
1902年に発見されたクンツァイトを世に広めたのが、前述の鉱物学者であり、アメリカの著名な宝石学者でもあるジョージ・フレデリック・クンツ博士です。
このクンツ博士の誕生月が9月であったことが、日本の誕生石改訂においてクンツァイトが9月に選ばれた大きな理由とされています。
石言葉には無償の愛・純粋・可憐などがある
クンツァイトの石言葉には、無償の愛、純粋、可憐などが一般的に紹介されています。
クンツァイトの淡いピンクは柔らかな雰囲気があり、誕生日や出産の記念品にも合わせやすいでしょう。相手が濃い色をあまり身につけない場合でも、小粒のクンツァイトなら普段の服装へなじみやすくなります。
クンツァイトの石言葉もほかの石と同様に、公的な基準はありません。心を癒す、愛を引き寄せるなどの意味合いは、パワーストーンとしての言い伝えです。
贈る際は石の作用を断定せず、色や言葉に込めた思いを添えて伝えることをおすすめします。
強い光や衝撃に注意が必要
クンツァイトのモース硬度は6.5~7です。日常の軽い摩擦で傷だらけになる数値ではありませんが、2方向からの劈開があるため、強い衝撃が加わると割れる可能性があります。
また、高温や急激な温度変化によって破損する場合があり、熱や強い光に長時間さらすと退色するおそれもあります。窓際や炎天下の車内に置いたままにするのは避けましょう。
購入するなら、ペンダント、ピアス、ブローチなど、机や家具にぶつかりにくいアイテムが扱いやすくおすすめです。指輪にする場合は、石の周囲を地金で囲む覆輪留めなど、石を保護しやすいデザインかどうかを確認しましょう。
サファイアとクンツァイトは何が違う?
9月の誕生石に挙げられるサファイアとクンツァイトの特徴から、次は2つの違いを比較してみましょう。大きな違いは、色・耐久性・取り扱いやすさです。
毎日身につけたい人や指輪を探している人にはサファイア、淡いピンクや紫の色合いを楽しみたい人にはクンツァイトが向いています。
▼サファイアとクンツァイトの違い
| 比較項目 | サファイア | クンツァイト |
| 主な色 | ブルー、ピンク、イエローなど | 淡いピンク~紫 |
| 鉱物 | コランダム | スポジュメン |
| モース硬度 | 9 | 6.5~7 |
| 衝撃への強さ | 比較的強い | 劈開があり注意が必要 |
| 光への注意 | 通常使用では大きな問題が少ない | 強い光で退色する場合がある |
| 向くアイテム | 指輪、ネックレス、ピアスなど | ネックレス、ピアス、ブローチなど |
| 印象 | 上品、落ち着き | 柔らかい、可憐、透明感 |
| 主な石言葉 | 誠実、真実、忠誠 | 無償の愛、純粋、可憐 |
毎日身につけたいならサファイアが選びやすい
通勤や家事など、日常生活のなかで身につけたい場合は、サファイアが扱いやすい石です。
● モース硬度9で傷が付きにくい
● 劈開がなく、ぶつけても割れにくい
● 指輪、ブレスレット、ネックレスとアイテムを選ばない
● ブルー以外にピンクやイエローもあり、色の幅が広い
ブルーサファイアは落ち着いた印象になりますが、色を変えれば雰囲気も変わります。ブルーが好みに合わないと感じる場合は、ピンクサファイアを取り入れてみると、明るく柔らかな仕上がりになります。
年齢や好みに合わせて調整しやすいところも、サファイアの利点といえるでしょう。
淡いピンクや紫を楽しみたいならクンツァイトが向く
人と重ならない色合いを求める場合は、クンツァイトが向いています。
● 淡いピンクから紫まで、ほかの石にない色合いを楽しめる
● 見る角度で色の濃さが変わる多色性がある
● モース硬度6.5〜7で、劈開があり衝撃に注意が必要
● ネックレスやピアスなど、ぶつけにくいアイテムに向く
淡いピンクから紫にかけての透明感は、ほかの宝石ではなかなか見られません。すでにサファイアを贈ったことがある相手にも、印象の違うジュエリーとして選べます。
使ったあとは光の当たらないケースにしまい、直射日光や夏場の車内を避ければ、やさしい色合いを長く楽しめる宝石です。
9月の誕生石ジュエリーの選び方

9月の誕生石を使ったジュエリーを選ぶときは、身につける場所と石の耐久性を考慮して決めるのがポイントです。
手元のように衝撃を受けやすい指輪やブレスレットにはサファイアが適しています。一方、顔まわりを彩るネックレスやピアスであれば、サファイアとクンツァイトのどちらもおすすめです。
| アイテム | サファイア | クンツァイト |
| ネックレス | ◎ | 〇 |
| ピアス・イヤリング | ◎ | 〇 |
| 指輪(リング) | ◎ | △ |
| ブレスレット | ◎ | △ |
ネックレスやピアスは色や印象で選べる
ネックレスやピアス、イヤリングは物にぶつかりにくいため、石の耐久性をそこまで重視しなくてもよいアクセサリーです。そのため、サファイアとクンツァイト、いずれを身につける場合でも好きなほうを選べます。
顔まわりを彩る石の色によって、身につけたときの印象は次のように変わります。
● ブルーサファイア:落ち着きがあり、知的な印象。ビジネスやフォーマルな場になじむ
● ピンクサファイア:華やかさがあり、顔周りをパッと明るく見せてくれる
● クンツァイト:透明感があり、柔らかくフェミニンな雰囲気を演出できる
また、石のサイズによっても合わせやすいシーンが異なります。
● 小ぶりな一粒タイプ:カジュアルな服装からオフィススタイルまで幅広く活躍
● 大粒タイプ:パーティーや特別なお出かけの場で、目を引くアクセントに
メンズ向けのピアスを探している場合は、小粒のブルーサファイアを選ぶと派手になりすぎずスタイリッシュに取り入れられるでしょう。
指輪やブレスレットは耐久性を重視して選ぶ
手や腕は、ドアノブや机、カバンなど、無意識のうちに物にぶつけやすい場所です。そのため、指輪やブレスレット用の石を選ぶときは、耐久性を必ず確認しましょう。
日常的に身につけるのであれば、やはり硬度が高く割れにくいサファイアが向いています。もしクンツァイトを指輪やブレスレットとして取り入れたい場合は、次の点に気をつけることが大切です。
● 保護性の高いデザインを選ぶ:石の周囲を金属でぐるりと囲む「覆輪(ふくりん)留め」などは、直接的なダメージを和らげられる
● 身につけるシーンを絞る:普段から身につけたままにするのではなく、出かけるときだけ着用する
● ほかの石との摩擦を避ける:ブレスレットでほかの天然石と組み合わせる場合、石同士が激しく擦れ合わない配置を選ぶ
デザインによっては、硬度が低い宝石であっても身につけやすく工夫されているジュエリーがあります。クンツァイトを身につけたい方や贈りたい方は、普段の扱いやすさにも注目してみてください。
婚約指輪やペアリングは長く使える石を選ぶ
婚約指輪や夫婦のペアリングは、何十年という長い期間にわたって愛用することが前提となる特別なジュエリーです。そのため、石言葉のロマンチックさだけでなく、お手入れのしやすさや耐久性も考慮して選ぶと、長く愛用できるジュエリーに出会えるでしょう。
それぞれの石の特性から、向いている用途は次のように分かれます。
● サファイア/日常使いの指輪向き
耐久性が高く劣化しにくいため、婚約指輪やペアリングにぴったり。ブルーだけでなく、相手の好みに合わせてピンクやイエローのサファイアを選ぶのもおすすめ
● クンツァイト/特別な日のジュエリー向き
衝撃や強い光による退色のリスクがあるため、日常使いの指輪にはやや不向きといえる。その代わり、記念日のディナーなどで楽しむ特別なアイテムとして贈ると喜ばれやすい
パートナーとの過ごし方や、どんなときに身につけてほしいかを思い浮かべながら、ぴったりの石を探してみてください。
9月の誕生石ジュエリーのお手入れ方法
サファイアとクンツァイトでは、基本的に同様のお手入れが可能です。しかし、注意点が若干異なります。
ここでは、各注意点やクンツァイトの扱いについてもまとめているので、長く愛用するためにもチェックしてみてください。
サファイアはぬるま湯と中性洗剤で手入れする
日常的なサファイアのお手入れは、身につけたあとに柔らかい布で優しく皮脂や汗を拭き取るだけで十分です。もし汚れが目立ってきた場合は、次の手順で水洗いを行ってください。
1. 洗浄液を作る
洗面器にぬるま湯を張り、食器用の中性洗剤を数滴垂らす
2. やさしく洗う
そこにサファイアのジュエリーを浸し、柔らかいメイク用ブラシや毛先の柔らかい歯ブラシを使って、石の裏側などの汚れをやさしくかき出す
3. すすぎと拭き取りを行う
流水でしっかりとすすいだあと、柔らかい布で水分を完全に拭き取る
なお、石の内部に特殊な充填処理や染色処理が施されているサファイアの場合、洗浄によって状態が変わってしまうおそれがあります。購入時の処理方法がわからないときは、宝石店などに設置されている超音波洗浄機やスチーム洗浄機の使用を避けてください。
クンツァイトは強い光と急激な温度変化を避ける
クンツァイトの日常的なお手入れも、使用後に柔らかい布でやさしく拭くのが基本です。汚れが気になる場合はサファイアと同じ手順で洗えます。
ただしクンツァイトはサファイアほどの耐久性がないため、次のような扱いを避ける必要があります。
● 日当たりのよい場所に放置しない
● 炎天下の車内や、直射日光が差し込む窓際に置きっぱなしにしない
● 急激な温度変化を与えない
● 超音波洗浄機とスチーム洗浄機は使用しない
強い紫外線によって色が薄くなってしまう性質を持つため、使い終わったら蓋の閉まるジュエリーボックスや引き出しに保管するようにしましょう。
ほかのジュエリーと分けて保管する
宝石はそれぞれ硬さが異なるため、複数のジュエリーを保管する際は個々で分ける必要があります。
たとえば、モース硬度9のサファイアは、ほかの柔らかい宝石(真珠やオパールなど)を傷つけてしまうことがあります。一方で、クンツァイトは硬度が低いため、ダイヤモンドやサファイアといった硬い宝石と接触すると傷がついてしまうでしょう。
サファイアもクンツァイトも、保管時は個別の小さな布袋に入れるか、一つひとつ仕切りが設けられたジュエリーケースを使用することがポイントです。
また、定期的なお手入れでは、石を留めている金属の爪が緩んでいないか、チェーンに傷みがないかもあわせて確認すると宝石の紛失を予防できるでしょう。
9月の誕生石の値段や価値は何で決まる?
9月の誕生石の値段や買取時の評価は、宝石名だけで決まりません。石の色、透明度、大きさ、カット、処理の有無だけでなく、ジュエリーではブランドやデザイン、地金も見られます。
サファイアは色・透明度・大きさ・処理の有無が重要
サファイアの評価で最初に見られるのは色です。濃すぎず淡すぎず、鮮やかな青が高く評価されます。内部の内包物が少なく、透明感があるものほど価値は上がるでしょう。
| 評価項目 | 高く評価される石の特徴 |
| 色 | 深みのあるロイヤルブルー、明るく澄んだコーンフラワーブルー、橙みを帯びたピンクのパパラチア |
| 透明度 | 強い光を当てても内包物が目立たず、奥まで見通せる |
| カット | オーバル、クッション、ラウンドブリリアントなど、左右がそろって光がよく返る形 |
| 大きさ | 5カラットを超える大粒は特に価値が高い。品質が伴えば1カラットあたりの単価も上がる |
| 産地 | カシミール、ミャンマー、スリランカなど、色の特徴が知られた産地 |
| 処理 | 加熱処理を受けていない非加熱の石 |
非加熱と判定されたサファイアは、加熱処理されたものより高く評価される傾向にあります。鑑別書が手元にあれば、査定のときに一緒に出しましょう。
サファイアの価値についてはこちらの記事でも解説しています。
関連記事:サファイアの値段はどれくらい?種類・品質による相場と高く売る方法
クンツァイトは色の濃さ・透明度・カットが評価される
クンツァイトの評価を大きく左右するのは色です。GIAもクンツァイトの品質を判断するうえで色を主な要因として挙げています。淡すぎるものより、ピンクや紫の色みがしっかり出ているものが高評価を得られる傾向にあります。
| 評価項目 | 高く評価される石 |
| 色 | 淡すぎない、はっきりしたピンク~紫 |
| 透明度 | 内包物が少なく澄んでいる |
| カット | 多色性をいかし、正面から見て色がきれいに出ている |
| 大きさ | 大粒でも入手しやすい石のため、色との組み合わせで判断される |
| 状態 | 退色していないか、劈開に沿った欠けがない |
| 処理 | 色を強めるための照射処理が行われている場合がある |
販売サイトで見かけるAAAといった等級表記は、店舗が独自に設けた基準の場合があります。公的に統一された等級ではないため、そのまま買取価格に反映されるとは限らない点に注意しましょう。
ブランドと地金の価値も査定額に影響する
ジュエリーの査定では、石だけを評価しているわけではありません。ティファニーやカルティエ、ヴァンクリーフなどのブランド品は、ブランド価値とデザインそのものに需要があるため、石の評価とは別に価格が付きます。また、素材価値として地金も含まれます。
● K18やプラチナは、金やプラチナの相場に応じて評価される
● 人気のブランドであれば需要に応じて評価される
● 箱、保証書、鑑別書などの付属品がそろっていると評価に反映される
付属品の有無は査定額にも影響するポイントです。購入時のケースや書類が残っていれば、査定に出す前に探してみましょう。
正確な価値を知るには宝石に詳しい買取店で査定を受ける
カラーストーンは、見た目だけで価値を判断しにくい宝石です。天然石なのか合成石なのか、色を変える処理が行われているのかは、専門の知識と機材がなければ見分けられません。
査定へ出すときは、次の点を確認してみましょう。
● GIAやFGAなど、宝石の資格を持つ査定士が在籍しているか
● カラーストーンの取り扱い実績があるか
● 鑑別書がなくても査定を受け付けているか
● 査定料や手数料がかからないか
鑑別書が手元になくても、査定そのものは受けられます。複数の店舗に相談し、金額と説明の内容を比べてから決めると納得して手放せるでしょう。
9月の誕生石についてよくある疑問
9月の誕生石を選ぶ際は、サファイアとクンツァイトのどちらがよいのか、日別の誕生石は月別と何が違うのかなど、新たな疑問が生じることもあります。ここでは、ラピスラズリと青金石の違いも含め、よくある疑問に回答します。
ラピスラズリと青金石は厳密には同じものではない?
ラピスラズリは、複数の鉱物が集まってできた岩石です。一方の青金石(せいきんせき)は、ラピスラズリの青色をつくる主要な鉱物の一つを指します。青金石はラピスラズリの一部であって、完全に同じものではありません。
日本の2021年改訂一覧では、ラピスラズリは12月の誕生石です。9月の石を探しているなら、サファイアかクンツァイトから選びましょう。
日別誕生石は資料によって異なる?
日別の誕生石には、業界団体が定めた統一の一覧がありません。書籍やサイトによって内容が変わるため、日別の誕生石を調べる際は「どの資料を参考にしているか」を確認してみてください。
9月生まれならサファイアとクンツァイトのどちらを選んでもよい?
サファイアとクンツァイトは、どちらも日本の9月の誕生石です。誕生石としての正しさではなく、相手の好み、使うアイテム、着用頻度から選べます。
毎日使う指輪やブレスレットならサファイア、淡いピンクや紫を楽しむネックレスやピアスならクンツァイトが向いています。迷ったときは、相手が普段身につけているジュエリーの色と素材を思い出してみてください。
まとめ
| ● 日本の9月の誕生石はサファイアとクンツァイトの2種類。ラピスラズリは12月にあたる ● 毎日つける指輪やブレスレットはサファイア、ネックレスやピアスならクンツァイトも選べる ● 手持ちジュエリーの価値は、石の色や透明度に加え、ブランドと地金でも変わる |
ラピスラズリやアイオライトが9月の石として出てくるのは、参照している一覧が違うためです。日本の誕生石に沿って贈るなら、サファイアかクンツァイトから選びましょう。
手元にあるサファイアやクンツァイトのジュエリーは、石の品質だけでなく、カラット数、ブランドの有無、使われている地金の種類などによって価値が変わります。
買取店シグマには、高級ブティックでの勤務経験者、GIA・FGAなどの資格保有者、鑑定士歴10年以上のスタッフが在籍しており、サファイアやクンツァイトの価値を丁寧に見極めています。
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